僻地でも行くぞ 行き方のハウトゥーと旅行記

マニアックなところも行く私の、旅行先への行き方、注意点をまとめたブログ。時にただの旅行記

飛行機、欠航! 1年に2回も欠航にあった私がすすめる やることリストと交渉術

飛行機、欠航! 1年に2回も欠航にあった私がすすめる やることリストと交渉術
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タイトルの通りなのですが、乗ろうとしていた飛行機が欠航して、迷える子羊のみなさん、意外となんとかなるから、やることをやりましょう!という記事です。なお、遅延で困ってる方も参考になると思います。

今まさに、欠航にあって途方にくれている方は、やることに飛んでください。カスタマーセンターにむかいながら。

お気持ちはお察ししますが、絶望してる暇はありません。早めの行動で少しでもいい状況にできます!日本語しか話せない私でもなんとかなったので、元気を出していきましょう。既に欠航を2回、経験した私についてきてください。

今のところ迷える子羊にならない予定の方も、何がおこるかわからないので、知っておいて損はありません。

飛行機の欠航とは

何らかの理由で飛行機が飛ばなくなること。台風や雪といった天候によるものがメジャーですが、機材繰りといった理由も多いです。
欠航の確率は1%を切るとも言われており、欠航に会う人は基本的に慣れていないので大変です。しかし、私は、1年間に2回海外に渡航し、欠航を2回くらいました。(この話、繰り返しになってすみません。)
みんなが あたふたしている中でテキパキ動けたら、少しでも早く目的地につけます。万が一のためのシュミレーションをしていただけたら、万が一のときによかったと思えるはず!
飛行機にのらなくても他人の不幸話をききたいという人も読んでください。

これから やること

これからやるべきことを書いていきます。まず、欠航にあった場合、パックツアーに入っているかどうかで、やることや優先順位がちがいます。そこを今一度、確認したうえで読み進めてください。

ここでいうパックツアーとは

旅行代理店が航空券やホテルなどをひとつのパックとして販売しています。航空券、ホテルは本来なら別々に購入するものですが、パックを購入するだけで面倒な手配をしなくてすみます。

1. カスタマーセンターに誰よりも早く直行する

振替の手配をしてくれる空港会社のデスクに向かいます。ここではカスタマーセンターと呼ぶことにします。
振替便は先着順もおおきく影響されます。なので、急いでください。
カウンターでの交渉の仕方は後ほど書きます。先に流れを説明するので、流れのイメージをつかんでください。

・パックツアーの方へ
パックツアーの方は同時並行で旅行会社に助けをもとめます。同行者がいる場合は1人はカウンターへ、1人は旅行会社へ電話と分担して進めます。1人旅行の場合は、カウンターの順番待ちの間に旅行会社にメールします。
というのも、特にJTBさんなど他社よりちょっと高めの旅行会社さんは、振替便をささっと手配してくれるなど手厚いサポートがうけられる場合があります。ですが、こっちからは何もできないから、そっちで頑張ってくれ!と匙を投げられる場合も多いです。が、どっちにしろ、何らかの指示がでるので、連絡は必須です。
が、最優先は航空会社に訴えることです。カウンターが空いたら、カウンターの前のお姉さんに交渉しましょう。 

カウンターが混んでいて並んでいる間は

乗りたい便を探しましょう! 探し方はこちら

2. 旅行代理店に連絡(パックツアーの方のみ)

まだ旅行代理店に連絡をとってない方は、ここで一度、連絡をしましょう。
ここでどれだけ協力を得られるかで次にすることが決まります。
運が良ければ、各所に連絡をし、諸々の手配をしてくれるかも。そしたら、あとはフライトを待つのみ。この記事をめでたく読まなくてすみます笑

3. 翌日以降の便に乗る場合、ホテルの確保

特にすでに夜なのにホテルを確保できていない場合はまず、ホテルを確保しましょう。
エクスペディアが無難です。だいたいの国をカバーしています。

ホテル選びの基準

  • アクセス
  • チェックイン時間
  • 金額

金額に目が行きがちですが、チェックインの時間に間に合うか、空港からアクセスがいいかもチェックしましょう。空港からホテルまで送迎バスが出ているホテルは楽ちんです。ただし、夜まで送迎しているか、何分間隔で出ているかにもよります。

4. 各所に連絡、リスケ対応

具体的にはホテル、オプショナルツアー、空港送迎などの会社です。往路で欠航をくらった人は特にやらなきゃいけない事項です。
これに関しては、時系列で対処していくのがベターかと。次の行程は空港送迎なら、送迎の会社、その次が宿泊ならホテル、翌日はオプショナルツアーならオプショナルツアーの会社、といった具合です。
ただ、時期によってはホテルを優先した方がいいときもあります。ゴールデンウィーク、年末年始に欠航をくらったあなた、延泊分(ずれる分)がとれないことがあります。ホテルへの連絡、急ぎましょう。宿がとれないのは致命的です。

やることの流れとしては以上です。細かいところが説明不足でしたら、申し訳ありません。

カスタマーセンターでの交渉ポイント

要点は3つ。
- 振替便の手配
- お金の問題
- 保険会社に出す欠航の証明書
交渉をふくめたコミュニケーションで日本語でのコミュニケーションが困難な場合、google翻訳などをつかいましょう。空港職員はよく使っているので、スムーズにやりとりできます。
振替便を抑えるのを真っ先にやりましょう。というか、向こうから、今回はこうこうこういう理由で欠航しました、振替便を探しますって話してそういう流れにはなると思います。そして、振替便の提案をされるでしょう。提案された振替便が納得のいくものだったら、お金の問題をききましょう。

振替便が納得いかない場合

随分先の便を提案された、そのあとの乗り継ぎに支障がでる便を提案されたなど、納得いかない場合は納得するまで交渉します。 交渉する際は、乗りたい便を探して交渉することをオススメします。相手にこういう条件がいいと主張して、相手から引き出すのもいいのですが、自分で提案するほうがいい便があることも。
というのも、欠航によって被害をうける人は沢山いますが、対応する職員は限られているからです。乗客ひとりひとりに最適な案を考える余裕がなさそうであれば、素人でも探してみましょう。後悔も少ないはずです。

候補の便を探すポイント

スカイスキャナーなど、複数の航空会社のフライトを比較できるものがオススメです。
探すポイントとしては以下の3つ。
-乗り換えをして最終目的地にむかうことも考えてみる
-他社の便を考えてみる
-行先を近くの空港で妥協する
  乗り換えを増やして、最終目的地に行ければいいという方針は妥協しやすい方針かと思います。この際、乗り換えに無理がないかも見ておきましょう。そして、実際に乗り換えがぎりぎりになってしまった場合は、空港職員に声をかけてチェックインを優先してもらうなど助けてもらいましょう。言葉がわからなくても航空券をみせれば、なんとかなるはず。ファイナルコールで呼ばれていないかも気をつけて。(なんと、私は呼ばれました)
他社の便を考える場合、空港会社にお金を出してくれるのかがポイントです。お金の問題はのちほど書きます。
近くの空港で妥協する、というのは盲点かもしれません。日本であれば、成田・羽田を利用する人は茨城空港を検討してみましょう。茨城便があるなら、下手にセントレア(愛知)に行くより断然、いい選択かと思います。海外は土地勘がないので、近くの空港ってどこかわからないですよね。ググるか、旅行代理店に聞くのも手かもしれません。それから、SNSで友人を頼るのもいいですよ! 私はfacebookで困った~と投稿したら、この便はどう?と二人からコメントを頂きました。

スタンバイ(キャンセル待ち)を提案された場合

このときは、どのくらい乗れそうか乗れなさそうかで、便を考えなおした方がいい場合もあります。乗れなさそうなら、スタンバイの便は諦めて、確実に席がある便に振り替えたほうがいいです。(経験談
こちらで、見当をつける方法を説明しています。

howtotrip.hatenablog.jp  

お金の問題

振替便が決まったら、お金の問題を話します。どこまで補償してもらえるのか、です。
具体的には、振替便で他社を選んだ場合は、その費用を出してくれるのか。
延泊が必要になった場合はその宿泊費をだしてもらえるのか。
また、これらをどう請求するのか聞いておきましょう。

天候が理由の場合、航空会社に欠航の責任がないとされ、振替になる他社の便のフライト代をもってくれないことが多いようです。となると、保険会社に請求か、自己負担になります。 海外旅行保険に航空機遅延費用特約がついているかで請求できるかどうかが決まります。クレジットに付帯する保険だとこれがないケースがほとんどです。(クレジットカードでも一部は付帯しています。海外旅行が多い人はそれに加入する方がいいかもしれません、今後は。)

保険会社に出す欠航の証明書

お金の問題を話し終えたら、あとは証明書をもらうだけです。これも、保険に加入していて請求できる方だけで大丈夫ですが、念には念をでもらっておいた方がいいかもしれません。

カウンターでのやりとりのポイントは以上です。抜け落としたことがないですか?

最後に 幸運にもまだ欠航をくらったことがない方へ

さて、これを読まれている方は急を要する状況に直面している方がほとんどかと思います。幸運にもまだ欠航をくらったことがない方へ、これを読んでいただいたからにはしてほしいことがあります。

海外旅行をするときは航空機遅延費用特約がついている保険に加入してください。私が滑走路の凍結による欠航をくらったとき、クレジットカードの保険だけで充分と判断しました。その結果、ホテル代 15,000円が自己負担となりました。そのとき旅行先で会った日本人は、3日間の延泊になり、しかも帰国後も旅行されるようで、トータル10万は自己負担になると言っていました。ひくくらいの金額でしょう?だから、ちゃんと航空機遅延費用特約がついている保険に入りましょう!

あと、これはそこまで重要ではないのですが、もうひとつだけ付け加えます。
旅行する直前に欠航する可能性を見ておいた方がいいと思います。場合によっては、その時点で旅行を中止することも賢い選択です。

見るポイントとしては直近の同じ便がちゃんと飛んでいたか、飛んでいなければ、その理由は何なのかです。例えば、欠航していたとして、その理由が機体の整備不良などは、おそらく自分の乗る便には関係ないと考えられます。でも、悪天候による場合、もしかしたら、自分の乗る便も同じように飛ばないかもしれません。私のときは、前代未聞の大雪により滑走路が凍結、3日間も空港が全くつかえない状況でした。その情報と天気予報を見て、今、旅行したところで最終目的地にいけないだろうと、勇気を持って旅行自体を中止、延期を検討するのもありです。どっちにしても、覚悟の上で対処を考えて行くのと、何も知らずに行って戸惑うの、前者がいいはずです。

最後までありがとうございました。 無事に帰国されることを心より願っております。どんな場所、状況であろうと、時間があるときに食べられるものは食べておきましょうね。
Have a nice day and trip!